論理構造とは「根拠によって結論を支える構造」のこと

MALTという技術者・研究者向けのロジカルシンキング学習プログラムを検討しはじめた経緯は、ほぼ先週書きましたので今週から本題に入っていきます。

まず、論理の定義をどうするかです。最初に結論から述べてしまいます。どうしてそうしているかといった話をはじめると、また長いお話になるので、それはおいおい補足説明していきます。

MALTでは「論理構造」という言葉を導入しています。論理構造とは、「根拠によって結論を支える構造」のことです。下の図を見て下さい。ここで、結論としていますが話の流れ次第では、結論ではなく主張というほうがしっくりくる場合もあります。MALTの文脈で「論理的」というのはこの「論理構造が作られていること」とします。私の書いた書籍ではこのスタンスで一貫しています。

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「論理的」のような一般用語を勝手に定義をするなどという大それたことはしたくないのですが、一応、態度を表明しておきました。とはいえ、この言い回しはできるだけ使わないつもりです。代わりに一般用語ではない論理構造の定義をさせていただきましたということで。

定義って面倒なんですよね。「支持するってどういう意味?」とか追求されるといろいろ大変なわけです。 論理の定義については、いろいろ考え方があると思いますが、この定義は、次の本のものを参考に、よりシンプルにしたものです。定義中の概念が増えれば増えるほどむしろ曖昧になるので。戦略コンサル系の解説書の中には、他の定義をしているものもありますが、こちらが一番良いと私は思いました。理由はいずれまた。

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※「思考・論理・分析」波頭亮 (産業能率大学出版部 2004年) P.87 より引用